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東京都創業助成事業採択 その1

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東京都創業助成事業採択 その1

2022/07/12

東京都創業助成事業

東京都創業助成事業採択 その1

こんにちは! コンサルタントのさいとうみゆきです。

前回は、港区創業セミナーでのプレゼン講座で感じたことについてお話をしましたが、今回は創業助成事業についてお話してみたいと思います。創業セミナー参加の多くの皆様が、東京都創業助成事業への応募を検討されていました。
※私は令和2年に採択を受けました※

こちらが、助成事業のWEBサイトです。↓↓
https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/

東京都の公営財団法人である東京都中小企業振興公社が創業時に必要な従業員人件費、広告費などの必要経費のうち、3分の2を助成してくれるというものです。
採択率は、このところ15%くらいでしょうか。

指定のフォームに必要事項を記載し、面接を経て採択を判断されます。
条件などは、WEBサイトから見ていただくとして、個人でも法人でも、創業前でも創業後でも申し込みをすることが可能です。
おおざっぱにいうと・・・
1)創業5年以内
2)東京都で創業
3)助成額は100万円~300万円(2/3が助成対象なので、実際に使用する金額は300万円~900万円)
4)後払い(資本金などの手元資金が必要)
5)指定の勉強会への参加、東京都融資などを受けていることが条件です。

1)創業5年以内
読んで字の通り。
ただし、大企業の資本などが入っていると却下されます。
個人や友人どうしでの起業であれば問題ありません。

2)東京都で創業
法人登記などを既に東京都でなされているのであれば、クリアです。
私は自宅を本店として登記をしたのですが、なんと!
当時の自宅は、住宅以外の目的では使用不可であったのです。あわててバーチャルオフィスを探しました。
また、採択を受けると3年間は都内で事業をする必要性があります。
私の場合、コロナで全く先行きが見えず、採択を辞退しようかと思ったこともありましたが、
今は、何とか、やってます。(苦笑)
ご自身が都内にお住まいか、都内に本店(業務実態)のあることが条件です。
都外にお住まいの方でも、東京都に本店があれば、対象となります。

3)助成額
社長の給与以外は、事業への投資のための費用は対象になります。
もともとは、家賃を対象のメインに考えていたのですが、コンサルタントという仕事柄
あえて、事務所経費を使わなくてもできそうだと考えなおし、
パソコン、プリンタ、ホームページ作成費用、専門家指導費としました。
それと、サーバー代金やzoomやGoogleWorksなどの使用料も対象です。
器具備品であれば、1万円~50万円以内(消費税含まず)
内容が大きく変わった場合は、修正申請を出さねばなりません、、、出張から戻ったら出します!!

4)後払い
創業時に考えるのは「手元資金が欲しい!」ということなのですが、
本助成金は、先に給付を受けることができません。
購入した「モノ」と金額、領収書などのチェックを受けたのち、承認されたものが対象となります。
採択後、半年から2年が対象期間です。
つまり、対象額を半年で使い切ってしまえば、審査の後に受給することができるわけです。
多くの方は、1年目でいったん審査、2年目で全額審査という形をおとりになるようです
コロナでコンサルティングは中止!
そこで、私は、港区の「創業支援融資」を受けました。
とはいうものの、コロナ融資と同時期であったため、後回しにされて約6か月かかりました。
このあとの指定の勉強会への参加という条件とあいまって、
港区の中小企業診断士の前田先生には、本当にお世話になりました!!

5)勉強会や都の融資 という条件
これを満たすのが、最もハードでした。
「いったい何のための条件なんだ?」と思いましたが、実際に申請をしてみて納得です。
船井総研というコンサルティング会社で、コンタントとして、26年間もの間、活動をしてきたので
根拠なき「なんとかなるはず」という気持ちを持っていました。
新規事業のプランニングをしたこともありますし、詳細はともかくとしても決算書もほぼ理解していた
つもりでしたが、あの書面は、なかなか、一筋縄ではいきません。

申請まで時間がなく、
【TOKYO創業ステーション「プランコンサルティング」による事業計画書策定支援を終了】
は、無理!! ど、どうしたらいいんだ?!
WEBページの申請要件のところの下のほうに・・・
https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/youken/

【「その他」都内区市町村】があるではないですか?
そして、さらに港区のWEBページ
https://www.tokyo-sogyo-net.metro.tokyo.lg.jp/shien_prg/municipal/minato.html

港区の勉強会やセミナーは既に終わっていたのですが、創業アドバイザー派遣を受けたいと電話をし、何とか中手企業診断士のアドバイスを受けることができたのです。

書類との格闘
見たことのないフォーム類、これまでの概念とは異なる科目明細、
これには、参りましたが、避けては通れません。
申請条件にある都の融資制度利用も、似たようなフォームがあるはずです。
私は、港区の創業融資を受けましたが、この助成事業の書類をほぼそのまま活用しました。
つまり、ある一定の基準を応募者が満たしていることへの担保がこの申請条件なのではないかと思われます。(あくまで推測で、事実確認はしていません)

おすすめは、区、都などの創業者向けの勉強会への参加ですが、
あきらめずに、方法を探してみてください。

東京都には、素晴らしいサポート施設があります。
「前出のTOKYO創業ステーション」東京駅から徒歩5分くらい?
いま、本当にいま思い出したのですが、
私も、一度、1時間程度のコンサルティングを受けたことがあります。(無料)
書籍も揃っているうえ、ワーキングスペースも完備!!
副業や起業を考えている丸の内ワーカーは、利用しない手はありません。
私も、前職の職場は、東京駅北口の真ん前のビル。
丸の内仲通りは、しょっちゅう歩いていたというのに、全く眼中にありませんでした。
そもそも、退職後、仕事しようと思っていなかったからなんです。

今回は、このあたりで。
これからも、創業助成事業について、少し続けていきたいと思います。

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